寮の部屋を何人部屋にするかは、けっこう悩みますよね。このコラムでは、部屋人数の選び方をお伝えしますね。
まず、相部屋か1人部屋のどちらがいいかを決めましょう。
1人部屋のメリットは、とにかく完全に「プライベートな空間」を持てることです。シャワーやトイレの順番を待つ こともありませんし、部屋の中で下着でいることもできます。目覚まし時計を好きな時間に鳴らせますし、電話で話したり、音楽をかけることも特に気を遣わな くて大丈夫です。
1人部屋のデメリットは、まず「値段」です。相部屋よりも当然割高になります。また、相部屋よりも友だちができにくいです。ただ、同じ日に入学した学生さん、いわゆる「バッチメイト」や、グループクラスの学生とは仲良くなれますので、そこまで心配することはないでしょう。
1人部屋で注意しておくべき点は、学校によっては個室であっても、部屋にトイレやシャワーがなく、共同になって しまう場合があることです。数人で共有することもあれば、1つの部屋を仕切ってシャワーとバスは共有というパターンもあります。トイレやバスが共同だと困 る方は、かならず事前に学校に確認するようにしましょう。
次に相部屋についてですが、メリットはなんといっても、やはり「値段」です。人数が多くなればなるほど値段は安くなります。
そのほかの相部屋のいい点は、「友だちができやすい」ことです。共同生活をすることになるので、修学旅行気分で毎日が楽しかったという方や、ルームメイトが外国人の場合、英語で常にやり取りをしなければならないため、それもいい勉強になったとの感想を聞きます。
特に入学間もない頃は、右も左もわからないので、ルームメイトが学校生活のことやフィリピン・セブのことをなにかと教えてくれてかなり心強いです。最初は相部屋にして、学校に慣れてきたら個室に移るというのもひとつの手だと思います。
相部屋のデメリットは、よくある問題として就寝時の「イビキ」や「歯ぎしり」が挙げられます。ただ、ルームメイトの問題で部屋を変えて欲しいと学校にいえば、空き部屋があれば通常は変えてくれます。
その他の相部屋のデメリットは、ルームメイトによって部屋が「溜まり場」のようになってしまって、部屋で勉強や本を読んだり集中出来ないとか、やたら話しかけられたり遊びの誘いを受けたりするので、自分の時間を持てなくなるといったことがあります。
では相部屋にする場合、何人部屋がいいでしょうか?
2人部屋か3人以上の部屋ならどっちがいいか、よくご相談を受けることがありますが、結論からいうとどっちがいいかはルームメイト次第です。
2人部屋の場合、ルームメイトと気が合うか合わないかは重要です。気が合わないとちょっと空気が重く感じたり、 ストレスになってしまいます。もし、英語がご自分よりうまいルームメイトにあたったらラッキーです。普段の生活で、ルームメイトからも英語を学ぶことがで きるでしょう。
3人以上の部屋の場合、もし気の合わないルームメイトが1人いたとしても、他のルームメイトがいれば中和されてそれほど気にならなくなるというメリットもあります。ワイワイしながら生活するのが好きな方は、3人以上の相部屋で問題ないでしょう。
韓国系の学校に行くと残りのルームメイトは韓国人学生になる率が高いです。その場合、韓国人同士は韓国語で話しますので、ちょっと疎外感を感じてしまうこともあります。ただ、どんどん輪に入っていけば自然と彼ら、彼女らも英語で話そうとしてくれます。
社会人の方は、個室を選ばれることが多いです。特に韓国人学生は若い人が多いので、相部屋にしてあまりに若い人 たちのノリについていけず、結局1人部屋に変えてもらったという方もおられます。逆に、社会人の方でも昔味わった学生時代の感覚を体験したいと思われた ら、ぜひ相部屋を選択されるといいでしょう。