ペラペラになれるのか?

セブ島の留学はどれ位、英語を話せる様にするのか?

もくじ

・会話力を測る指標CEFR
・実際のステップ
・Lv1 話す気がない
・Lv2 どこにでも行ける
・Lv3 外国人の友達ができる
・Lv4 海外で勝負できる
・Lv5 プレゼンがうまくできる
・Lv6 Googleに就職できる
・Lv7 ネィティブを回せる
・留学生がどれ位話せる様に?VTR
・留学生の生の声・文章
・どの位英語が話せるようになるのかまとめ
・話せるのに必要な期間
・英語力が上がる期間
・モチベーションが持つ期間
・予算で考える期間
・必要な期間まとめ

「フィリピン留学とは」でも、お話しした様に、フィリピン留学に行けば、みんながみんな一律同じ様に話せるようになるものでありません。

フィリピンでどの位勉強すればどの位出来る様になるかは、千差万別。本人の年齢と、能力、スタート時のレベルと留学期間中の努力次第です。(「どの様に話せるように?」にも参照)

ですが、そう書くとここで終わってしまいますので、

我々はセブ島や日本にいて数多くのフィリピンへの留学生とお話をさせて頂いています。

大体どれ位のスキルを持った方が、フィリピン留学すれば、どれ位英語が話せるようになるか分かります。

まずはざっくりで良いので下の英会話力の上達具合を見て、自分の今の英語力を測り、自分がどこまで話せるようになりたいか目標を定めましょう。

ここで間違えていけないのはあくまで会話力(英語を使ったコミュニケーション力)で、英語力(TOEICなどの試験の点数)ではありませんので間違えないで下さい。

会話力を測る指標CEFR

フィリピンで伸びるのは単語数や文法の正確性をみる、英語力ではなく、コミュニケーションできるかどうかを見る英会話力ですので、

TOEICや英検といった「英語力の指標」ではなく、ヨーロッパで使われる会話力を計る指標であり、NHKの英語番組の指標でも使われている「CEFR+レベルA0」で話します。

実際のステップ

さっそく実際の会話でできる様になる事とCEFRのステップアップを見ていきみましょう。

レベル0:話す気がない
CEFR:測定外
英語でできる事:なし
留学生に占める割合:5%

全くできないと思い込んでいるだけで、あなたは英語分っています。外人さんを怖がって逃げる。話す気がないだけではないでしょうか?

英語はある程度知っています。話す気があればコミュニケーションは取れます。他の生徒がいないので恥ずかしさが少ない、マンツーマンレッスンで、がんばって話してみる所から始めます。

レベル1:どこにでも行ける
CEFR:測定外。NHKの独断A0
英語でできる事:自己紹介がやたらうまい。英語で道を聞ける、海外を自由に周遊できるが、外国人に話しかけられたら逃げてしまいます。

留学生に占める割合:15%

中学から英語の勉強を相当さぼった人。
「good good big! big! car」など単語でお話しする人。
留学前に日本で文法や最低限の単語の勉強をしてから来ればもっと効率良くレベルアップします。

レベル2:外国人の友達ができる
CEFR:A1
英語でできる事:1対1なら英語で話せる。人の家に上がり込める。
留学生に占める割合:35%

大学の受験をクリアはしているが口語は全く手を付けていないタイプ。
1対1なら相手の言っている事を理解して、「That is good car.The car is blue」 の様に何回か区切った文章を話しをかぶせて言いたい事を理解させることができるレベル。

迷わず来て下さい。フィリピン留学で会話が必ず伸びます。

レベル3:海外で勝負できる
CEFR:A2
英語でできる事:複数の人と意見を聞きながら話せる。レベル3を越えると、自分の意思しだいで、やろうと思えば英語を使って、なんでもできる。プレゼンはあまりうまくない。苦労はするが自分のビジネスもできる。
留学生に占める割合:30%

基礎をクリアして話しの練習を日本の英会話スクールなどで通って行なった人。海外旅行経験豊富な人などです。

グループで話していてもストーリーに付いて行って、理解して、文法的には関係代名詞や接続詞でつなげて、たどたどしくても話せる。

「The car is good that is blue」がスラスラ出てくる。自分で何を外国人に話していきたいか、プレゼンテーションなどを考えてから来て下さい。表現力のアップなどを目指せます。

レベル4:プレゼンがうまくできる
CEFR:B1
英語でできる事:物事を説明できる。大学や専門課程に行ける。
留学生に占める割合:15%

ビジネスで使える英会話力。

場数を踏んで、自信と経験を上げましょう。

しかし語学学校に過度な期待は禁物。所詮ESLでは教科書的な英語しか学べません。語学は文化。文化や歴史的背景や暮してみてその土地に合った英語を学んで下さい。この後は語学留学ではなく、大学や何かしらの専門課程に向かいましょう。とにかく実践あるのみ。

レベル5:Googleや外資に就職できる
CEFR:B2
英語でできる事:Googleや外資に就職できる
留学生に占める割合:たまにいる

能力は別です(笑)が、外資系の会社に就職できるレベルです。語学学校で行なう会話の勉強以外に単語力やイディオム、多読など、しっかりと英語の勉強を行なう必要があります。このレベルを超えてくると、フィリピン人教師相手ではビジネスの経験がない方も多いので、会話の内容としても不向きかもしれません。

はっきり言うとフィリピン留学向きではないです。

レベル6:会話をネィティブの中心になって回せるor  ネィティブを回せる(こっちかな)

CEFR:C1,2
英語でできる事:通訳できる
留学生に占める割合:そもそも英語の勉強には来ません。。。

シンプルな英語を話す、フィリピンの先生ではもの足りないので、ネィティブの国で暮しましょう。

こんな感じで伸びて行きます。

実際の生徒の感想

参考までに4週間から8週間の留学生が話す英語と感想を見て下さい。
スタートは大体レベル2(CEFR:A1)です。

どれ位英語が話せる様になるのか良く分ると思います。

大した英語は話してないんですけどね^^
みんな自信まんまんになってます。

早稲田大学のNAOKIさん

「来た時は赤ん坊の様」だったと言ってますが、今は皆さんの前で堂々とスピーチで「おらっ!英語話せるようになったぜ」とフィリピン人先生を沸かしてます。

立命館大学のCHIAKIさん

「来る時のキャビンアテンダントが話しているのを全く聞き取れなかったのに、今では会話はほとんど聞き取る自信が出来て、言いたい事の75%は伝えられる」と自信を持って答えています。

上記大学生のお二人は滞在が8週間だったのですが、基礎ができていたのでかなり出来るようになってる方の例になります。

看護の勉強をしていたRISAさんは

「話すのが抵抗がなくなった」「恥ずかしさが消えた」と言い、

高校生で来てくれたHARUKAちゃんも

「話すのが楽しくなった」と同じような事を言っています。

4~8週間だとそんな感じの手応えでしょうか。

どの位英語が話せるようになるのかまとめ

「レベル2の外国人の友達ができる」「レベル3の海外でビジネスを行なう」「レベル4プレゼンを難なくこなす」位までが目標ならフィリピン留学は大得意です。

誰でもたどり着けます。

「通訳になる為」や、「ネィティブの言い回しを多様する」にはフィリピン留学ではムリに近いです。あしからず。

話せるのに、どれ位の期間が必要なの?

フィリピン留学への期間を間違えたら?

英語力が自分の目標に達しません。

せっかく休学や退職して来たのに、将来も見えません。留学した楽しかったで終わるかもしれません。

また、伸びは一定ではありません。

せっかくの伸び始めに帰ってしまったら?

もう少しいれば越えられたのに、日本に帰ってしまったら壁も越えられないまま一生過ごす事になるかもしれません。

期間を決めるには3つの状況を考慮する必要があります。

一つは英語に関して、もう一つはモチベーションで、最後は予算です。

英語力

まず英語に関しては現在のあなたの英語力となりたい自分の英語力の目標から考えます。まずはあなたの今の基礎の単語力と文法力を計測します。

普通に基礎がある方(大学入試の英語をまじめにやられた方)はすでにLV2に達していて、話すことだけに集中できます。

その方々は先ほどのレベル表で、一つLVを上げるのに2ヶ月かかると思って下さい。

そして達したい目標が「海外で何かをする」というのなら一つレベルがあげれば良いので。
最低2ヶ月は必要という事になります。

その上のレベル「堂々とプレゼンする」レベルに達したいのなら4ヶ月でできるレベルにはなるでしょう。

「Googleなど外資に就職」が目標なら6ヶ月位をめどにして下さい。

基礎力がない人の場合、LV1ですよね?

その場合、上の法則は成り立ちません。

どうしても基礎単語力と文法力を一緒に勉強しなくてはならないので、時間がかかります。

LV1からLV2までに4ヶ月。その上は1レベル2ヶ月と思ってください。

次は2つ目の

モチベーション

日本では一学期制で半年間連続で勉強したことがないので、モチベーションを半年続けるのは相当意志が強くないと難しいです。

理由はフィリピン留学のいい点であり悪い点でもあるんですけど、ほとんどの学校が学校の中で生活が完結してしまう事が多いんです。

これはスゴク便利で勉強に集中できるシステムで良いのですが、極端な話し、学校から出なくなります。それは外で使う生きた生活の英語を話せなるという事です。

寝るところも勉強するところも同じ。
食事も同じ場所、洗濯も学校でしてくれます。

売店だって校内にあってコーヒーも飲めるしインターネットや学校にはたまたジムがあり、学校に寄ってはなんとマッサージショップまで校内にあります。

友達に会いに行くのにも学校内ですんでしまいます。

で、何が起きるかというと。

フィリピン留学は勉強ばかりで飽きるんです。一日8時間もお勉強で数ヶ月ですからね。
セブ留学の場合、長い留学生の皆さんは「セブ飽きた」とか言い始めるんです。

見ている側からすると「いや、いや。セブ見てないし!学校の中にいるだけでしょ!友達も外に作ってないやん」って突っ込みたくなる様な事を言い始めます。。。

通常、欧米への留学では学校街中にあるので、家賃の関係で留学生は校外に住んでいます。通学に40分くらいかけて行って、午前勉強したら後は生きるために時間を使う。

洗濯屋さんを捜して、頼んで、取り込んで。
晩ご飯のレシピを考えて肉屋屋さんに行ったり、野菜屋さんに行たり。

インターネットやジムも生活の場として街中に在るモノを利用してあっちにブラブラこっちにブラブラして短期間では飽きている暇もない。

フィリピンに留学中の時間の感覚は(最初にある表)最初の2週間くらいまでは生きるために時間を使います。

洗濯はどこに出す、ごはんの食べ方やら売店に何が並んでいるのやら、同居人やクラスメイトとの人間関係の構築に時間を使います。

4週目までは外に向かって楽しくなってきます。アイランドホッピングで海に行ったり、スーパーマーケットで売っている物やお気に入りのコーヒーショップを見つけたり触ったりするもの何もかもが新鮮で楽しくなってきます(これはこれで英語の実践という意味で大切です省けません)。

8週目までは勉強にも考えが回ってきます。マンツーマンを使って自分の見えて来た弱点の補強やら友達も誰と話せば伸びるんだろ?と考え始めます。

12週目越えると一度スランプが来ます。最初は手応えを感じていた英会話も範囲が広くなっていくのに従って自分では伸びを実感できなくなってきます。

環境的に毎日マンツーマンで授業が行なわれていて、恵まれているのにその恵まれた環境に慣れて、生活も勉強も一定になって目標も見失ないがちになります。

朝から晩まで勉強一辺倒の韓国の語学学校の場合、だれて来るので16週間までを一つの期間と考えた方が良いのでは、という感じです。日本の義務教育でも3学期制を取っているので16週間行ったら集中力が切れるんでしょうね。

ただ目標がどうしてもその上まで行かなければならない方の場合。期間に余裕がある方はここらで2週間でも休みを入れてフィリピン国内でも旅行で周遊するとまた自分の英語の出来なさに嫌気もさして、気分的にリフレッシュして再挑戦できるのでオススメです。

それでもどうしても目標に到達したいので、16週間以上滞在して、勉強したい方は外に出かけ、積極的に人にアプローチして飽きない為の仲間とロードマップを作って日々チェックして下さい。

目標と目的意識を持って挑まれれば半年までなら連続で勉強されてもなんとか持つと思います。

自分の目標とモチベーションの推移を理解したら、あとは予算との兼ね合いになります。

予算

学校によって違いますが、ざっくり言うと。

ホテル形式、シングルルームの寮、団体部屋の3段階で値段が決まります。

4週間を機軸で考えると、ホテル25万円、シングル寮18万円、団体部屋15万円位でしょうか。それに生活費が3万円から4万円が普通の人の感覚です。

かつかつで暮らしても、付き合いがあるので1万円は必要です。ダイビングやレストラン、夜の街にお買い物など贅沢をすると10万円使われる方もいらっしゃるので、その辺は個人差があります。

私がアドバイスできる事は予算で期間を考えるのは最終手段。

目標や時間が決まったら、1人部屋を4人部屋に変えたり、場所や、施設が古くても良いなど、環境のグレードを下げて安くしてでも滞在期間を長くして、あなたの最終的な目標の英語力にたどり着いてほしいです。

金銭に余裕がある方は一度日本に戻ってリフレッシュしてからリピーターとして帰ってこられる方も良い結果を出しています。

お金がない人はインターン制度や奨学金のある学校も視野にいれましょう。

「どれ位お金がかかるの?」と「語学学校の選び方」も参照して下さい。

どれ位の期間勉強すれば良いかまとめ

英語力、モチベーション、予算の3つの概念があります。

まず、自分の英会話レベルを↑計って、自分の今ある位置を確認して下さい。
そして自分の目標とする英語レベルを決めて下さい。

一ランク上げるのに8週間はかかると思って、期間を決めましょう。
その際自分のモチベーションとも相談しましょう。

最終的には予算との兼ね合いで滞在期間を決めますが、グレードを落としてでも自分の目標とする期間は滞在した方が良い。