ペソって何だよ
セブ島への英語留学を控え、新しい環境での生活で、まず気になるのがお金の問題ではないでしょうか。フィリピンの通貨ペソについて、その歴史から最新の情報まで、これから留学する皆さんに必要な知識をわかりやすくお伝えします。
フィリピンの通貨「ペソ」は、実はスペイン語に由来しています。これは、フィリピンがかつてスペインの植民地だった歴史を反映しているんです。アメリカ統治時代の一時期はドルが使われていました。日本統治時代は日本国政府発行の「ペソ」が使われていました。
現在流通しているペソ紙幣は、2010年に発行されたものです。券種には1000、500、200、100、50、20ペソがあります。硬貨は10、5、2、1ペソ、そして25、10、5、1センタボがありますが、センタボはあまり日常的には使われていません。(1000ペソのみオーストラリアなどと同じポリマー紙で破れません)
ここで少し注意が必要なのが、以前の紙幣についてです。2010年以前は1985年発行の紙幣が使われていましたが、偽札問題があったため、2010年にフランスの印刷会社に委託して新しい紙幣が作られました。その後、5年間かけて新旧の紙幣が交換され、2016年1月1日には旧紙幪が市中では使えなくなりました。
恐ろしい話ですよね。もし以前フィリピンに行ったことがある方で、古いペソ紙幣を持っている場合は要注意です。フィリピン中央銀行やフィリピン各地の銀行で新札との交換を受け付けていましたが、2017年4月1日以降は1985年発行券が完全に無効になってしまい、もうどこでも使えません。。。
ときどきあるのですが、観光客とみるやおつりに旧札を出される事があります。受け取ってしまうと二度と使えません。紙屑です。面倒ですが、すかさずその場で抗議して取り換えましょう。
さて、日本からフィリピンに行く際の両替についてですが、日本の空港での両替はレートが、かなり良くないので(前に来られた生徒さんは20%もレートが悪かったです。)フィリピンに到着してから両替することをおすすめします。セブ島では、街中のショッピングモールなどに両替所があり、便利に利用できます。セブ空港のレートも最近は悪くないです。
ただし、両替所によってレートが異なることがあるので、少し注意が必要です。場所によっては10%ほど差があることもあるので、複数の両替所を比較してみるのも良いでしょう。
留学生の方は、学校によっては良いレートの両替所を紹介してくれたり、学校内で両替サービスを提供してくれるところもあります。これらのサービスを利用するのも良い選択肢ですね。
もし時間に余裕がある場合は、銀行で両替するのが最もレートが良いとされています。ただし、銀行は平日の昼間しか開いていなのと、銀行のATMカードが必要だったりしますので、スケジュールに余裕がない場合は街中の両替所を利用するのが現実的かもしれません。いずれにしろ両替の際にはパスポートを忘れないようにしましょう。