長期留学(3か月以上)

長期留学といえば、欧米への留学では「半年〜1年程度」のイメージです。

では、セブ留学では、長期といえばどのくらいの期間だと思われますか?

実は、欧米とセブ留学では「長期留学」の感覚が違います。セブ留学に、どのくらいの期間行くべきか、目安を考える上でこの感覚の違いをまず、把握しましょう。

1〜3ヶ月が「長期留学?」

欧米留学の感覚ですと、3ヶ月までは「短期留学」のカテゴリーとして捉えられがちです。

その理由は、「外国で生活すること」を前提にしているからだと思います。

外国の空気を吸って、文字通り「海外生活」をすることで英語を身に着けていく。その海外での生活にだんだん慣れて落ち着いてくる頃が、留学3ヶ月目くらいだと一般に言われています。

ですので、外国にやっと慣れた頃に日本に帰ってしまうのは、「もったいない」という考え方です。

もっともな話です。

生活にも慣れてきて、ぎこちないまでも英語で現地の人々とやり取りができ始めた頃に日本に帰ってしまっては、せっかくもっと英語が上達しそうな時期に、みすみすそのチャンスを逃してしまうことになります。

これが、欧米留学では半年以上がスタンダードに考えられている大きな理由の一つだと思います。

では、セブ留学でも同じことが言えるのでしょうか?

答えは、ちょっと難しいです。

理由は2つと少しあります。

理由1:カリキュラムの違い

欧米の留学は、授業はほぼグループレッスンです。一方、セブ留学ではマンツーマンがほとんどです。この違いは、授業中にどれくらい英語をスピーキングする時間を取れるかが大きな違いになります。

とても単純化してたとえますと、50分の授業で8名のグループレッスンだと、先生が半分の時間を話すとして、残りの時間を8等分すると一人当たり、約3分です。

マンツーマンの場合は、50分の半分の25分です。

3分と25分、その差が1日5時間、週5日間、、、と積み重なると、3ヶ月経つ頃にはどのくらいの差になるでしょうか?

グループが900分

マンツーマンが7500分

これだけの違いは、どんな意味を持つでしょうか?

もしスピーキングを伸ばしたいなら、「英語を発話する時間」が多いに越したことはありません。

そして、これだけ「英語の発話時間」の違いがあるということは、欧米留学とフィリピン留学のあいだで、「長期留学」認識が違ってくるのは自然なことではないでしょうか?

つまり、同じ日数だけ留学しても、欧米よりフィリピンの方が8倍ほどたくさんスピーキングを行っていることになる、ということになります。

理由2:生活環境の違い

フィリピンは英語が公用語の国ですが、フィリピン人のみなさんが、英語のみで生活をしているわけではありません。タガログ語や、セブアノ語などのそれぞれの地域の言葉があり、「生活の言葉」としてはむしろこちらが主流です。

つまり、パーフェクトな英語圏で生活をしているというわけではないということです。

また、マンツーマンの授業が多いことで、必要な集中力や体力、予習・復習の量も大きく違ってくるでしょう。そうなると、海外生活というよりも寮と学校の往復、「フィリピンには英語の勉強をしに来た」という面が強くなり、あまり海外生活を行っている感覚ではなくなってしまうかもしれません。

あと少しの理由は、セブ留学がそもそもどういう経緯で生まれたかということに関係します。最初にフィリピンに英語学校を作った方々は、「欧米留学への準備」としセブ留学を位置づけていました。

これはどういうことかといいますと、欧米での留学を考える学生さんたちが、いきなり欧米に行くのではなく、事前にフィリピンで英語をある程度学んでおいてから行ったほうが色んな意味で、効率やコストパフォーマンス的にいいのでは、というところから来ています。

このような理由から、欧米留学と比較してセブ留学は1〜3ヶ月程度の期間も長期留学と位置づけて考えてもいいのではないかと思われます。

1〜3ヶ月の留学でも効果はあるの?

スピーキングの時間を、欧米留学よりも非常にたくさん取れることがセブ留学の特徴といいましたが、さきほどの単純な時間数の比較をもう一度、月で比較しますと、

欧米留学の1年分のスピーキングの時間(3600分)がセブ留学では1.5ヶ月で達成

できてしまいます。

語学学習の効果が、単純にスピーキングの時間数で出せるものではもちろんありませんが、少なくとも自分から積極的に英語を話せる時間が多いことは、英会話力アップの大きな助けになると思われます。

そのような意味からも、特に英会話力を身につけたいと考えられる方には、1〜3ヶ月のセブ留学は効果があるといえるでしょう。

3ヶ月以上のセブ長期留学

では、3ヶ月以上のセブ留学はどう考えるといいでしょうか。

結論を先に申しますと、セブ留学では3〜4ヶ月を一区切りの目安にされるのが良いと思います。

どういうことかといいますと、先程の欧米留学との違いとして挙げたような、同じ日数でも、より濃密な時間を過ごせることと関係します。

3〜4ヶ月経ったあたりで、疲れが出てしまったり、モチベーションの低下を感じることがセブ留学の学生さんにしばしば見られることがあります。

これはやはり、根を詰めて続けていたものも、なかなか3〜4ヶ月以上持たせるのは精神的にも、体力的にも少々難しい面があるということかもしれません。

そういう意味では、日本の義務教育では3学期制を取っているのはなるほど合理的な考えに思われます。

途中で転校することもできます

長期の留学を考える方にとって、たとえば半年間ずっと同じ学校にするのではなく、数ヶ月毎に転校するというのもいい方法に思います。

街中にあった学校から、空気のきれいな郊外の学校に移るだけで、頭も体もリフレッシュし、あらたなモチベーションアップにつながることもあるでしょう。

学校によっては、キャンパスをいくつか持っている学校もあり、入学金などがかさばらずにスムーズに移動することができる場合もありますので、ぜひご相談ください。

まとめ:長期留学の学校の選び方

学校の立地や、学校がどんなタイプかは、短期留学と同様かそれ以上に長期留学では大切です。

数ヶ月間、宿泊し通学することになる場所であるだけに、ご自身に合っていない場所を選んでしまわないよう、慎重に学校選びは行うべきです。

海の近くが良い、シティの近代的なビルがいい、郊外でのんびりした場所、少人数の学校、スパルタ式に勉強できる学校、日本人があまりいない学校等々、ご自身のニーズを満たしてくれる学校を選びましょう。

もちろん、学校のクオリティも大切です。

質の悪い学校に入ってしまってはせっかくのお金がとてももったいないことになってしまいます。

学校のクオリティといったときに、大きく2つの要素が重要になると思います。

  • 先生の質
  • 学校のオペレーション

です。

ただ、こちらに関してはネットや口コミの情報だけではなかなか実際のところは見えてこないところがあります。学校は良いことしか言わないものでしょうし、留学エージェントも取引のある学校を悪く言うことはないでしょう。

ただ、そういったあたりを経験値の高い留学エージェントに聞いてみるのは悪くない手だとも思います。直接やり取りすることで、あまり広言し辛いような情報も聞くことができるでしょう。

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