現在の英語レベルによって、浴びるべき英語のシャワーの温度は違います。

「英語のシャワーを聞くだけで、ある日突然話せるようになる!」

そんなキャッチコピーをよく見かけますが、そんなことはないと思います。私はビートルズの音楽が大好きで、10代の頃から何かとビートルズの曲を聞いて来ましたが、「ある日突然なにを言っているのかわかるようになった!」なんてことはありませんでした。

実は、かつてその手の某有名教材も試したことがありますが、さっぱりでした。英語ニュースを聞き流すとか映画を 字幕なしで見るといったこともやりましたが、イエスとかトゥデイとかバットといったおなじみの単語がたまに聞き取れるくらいで、あとは全く聞き取れず、英 語を聞くのが余計にストレスにしかなりませんでした。
では、英語のシャワーは無意味なのか?
というと、それもちょっと違うと思います。

「シャワーの温度がちょうどいいと、効果的」

なんだと思います。すなわち英語のシャワー自体の英語レベルが、自分にちょうどいいレベルのものだと、聞き取れていくようになっていくのです。

あまりにも早口で何を言っているかわからないものを聴き続けても、まったく効果は期待できないでしょう。でも自分のレベルにあったものを聴き続けることで効率よく学習できるのです。

ただし、英語をただたくさん聞くだけでは、もちろん英語力は上がりません。ご本人の「英語レベルに合った温度のシャワーであるかが大事」といましたが、ご自分の「英語レベル」を形成するには聞くだけでなく、話すこと、書くこと、文法を学習することも大事なのです。
先生がついていれば、より効率的です。1人で学習していても気づかない間違いや、解消しない疑問もどんどん解決していけます。