マクタン島で学ぶ

セブに飛行機で来て、最初に降り立つセブ空港は、実はセブ島ではありません。

空港は、セブ島の隣の島であるマクタン島にあります。 マクタン島は、セブシティと新旧二本の橋でつながっていて、新しい方の橋は、 日本の協力で作られました。と、橋にはめこんだプレートに記されております。

空港からセブの中心地までは、交通状況にもよりますが、スムーズに行くとタクシーで40分から1時間以内、 込んでいるときは1時間から1時間半ほどかかります。 二本の橋でしかセブシティとつながっていないため、朝や夕方のラッシュ時は要注意です。 このマクタン島が、いわゆるセブのリゾートといわれている地帯です。

空港の向かいにはカジノが建設され、島の海岸線には高級ホテルがそこかしこに建っています。 セブ観光で有名なラプラプ像というものも、このマクタン島にあります。

一般的な観光客は、このマクタン島にあるリゾートホテルに宿泊していくことになります。 リゾートホテルに滞在すれば、安全快適な滞在が保証されるということです。 ただし、写真や映像で見る、ハワイのごとき、ロングビーチをマクタン島に期待してしまうとよろしくないです。

海の家だと思いましょう。 どういうことかと言いますと、マクタンのビーチは、それぞれのリゾートホテルが、独自のプライベートビーチを 設けて、そこで滞在客に楽しんでもらおうという趣向でやっているからです。 そのため、そこまで規模の大きい砂浜は待っていません。ただし、プライベート感のあるビーチが待っています。

では、マクタン島の他の海岸はどうなっているのでしょうか? あんまり奇麗でない海岸が続き、ホワイトロングビーチというのはとくにありません。 しかし。 このマクタン島から船で沖に出たときに初めて、 そう、写真や映像で見ることができる、あの美しいホワイトビーチが待っています。

セブにおけるビーチの楽しみは、マクタン島から沖に出ると始まるのです。 セブといえば「アイランドホッピング」。 アイランドホッピングとは、島から島をチャーターした船で移動して行く遊びですが、 これはマクタン島からスタートします。 では、マクタン島には、ホテルとホテルのビーチ以外に何があるのでしょうか? とくに何もありません。 野っ原です。 虫が多く生息しています。 住宅地があり、ショッピングセンターもいくつかありますが、ショッピングするなら、 品物の充実度的にも、やはりセブシティまで出かけた方がよさそうです。

あまり何もなくって、「田舎」といっていい場所で英語の勉強をしたい学生さんには、 「あり」な場所といえます。 ただし、「海を見ながらのんびり勉強をしたい」というような方には、 船で沖に出るか、ホテルのプライベートビーチに行くしかないので、 その辺はマクタン島エリアの学校にあまり期待できなさそうです。

また、「シティの空気にしばしば浸りたい」という方には、セブシティの中心地まではタクシーで40分から1時間以上かかってしまうので、 学校のレッスンが終わってからの放課後に行くのは、ちょっとしんどいものがあります。 やはり行くなら、週末が中心になって行きそうです。