セブ島に日本の電気製品を持ってくると壊れるんですか?
そんなご質問を留学生さんからときどき受けます。答えは、壊れるものもあるし、壊れないものもあります。
たとえば、ノートパソコンは壊れません。でも、海外対応していないドライヤーは壊れます。これは、それぞれの電気製品が対応している電圧が違うためです。
電圧は、日本だと100V(ボルト)です。しかしこれが海外に行くと国によって違います。たとえばアメリカは110~120V、オーストラリアは220~240V、そしてセブ島は主に220Vです。
セブ島に来られる場合、お持ちになる電気製品が「220V」に対応していれば問題なく使えます。
電圧のチェックは電気製品のACアダプターや本体の表示を見てみましょう。
「INPUT:AC100-240V」「入力:AC100-240V」
となっていれば大丈夫です。
現在販売されているノートパソコンやデジカメ、スマートフォンなどは、ほぼ海外でも使えます。ビジネスや観光で海外に持っていくことを想定しているものなので、そこはぬかりないようです。
ドライヤーなどほとんどが100V対応製品しか売っていないものは、諦めざるをえませんが、任天堂DSのような100Vしか対応していないけれど、USB充電に対応している機器をお持ちの留学生さんは、USB充電器をお使いになると道が開けるかもしれません。
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USB充電が便利!
海外に行く時にあると便利なアイテムが、「USB充電器」です。
USB充電器があれば、USBコネクタに差しこんで充電できるタイプのものなら簡単に充電ができてしまいます。ほとんどのUSB充電器が100-240V対応なので、たとえ任天堂DSなどの電圧が100Vの製品でもこれで大丈夫ですね。
しかも、パソコンにつないで充電する時よりも急速に充電できるタイプのものもあり、値段も安いので持ってきて損のないアイテムです。
iPhoneなどのスマートフォンやDS、PSP、USB充電のできる電子辞書など留学生さんが主に持って来られる製品はほとんどがこのUSB充電器で充電できてしまいます。
普通の携帯電話も、100円ショップなどで売っているUSB充電ケーブルをつなげば充電できます(あまり安いも のだと信用出来ませんが、私は今のところソフトバンクのガラパゴス携帯を、100円ショップで買ったUSB充電ケーブルとUSB充電器を使ってフィリピン で普通に充電できています)。
コンセント
そしてもう一つ、海外で電気製品を使うときに重要なポイントがあります。「コンセントの形状」です。国によってコンセントの形は違いますので、海外に行かれる前には必ず訪問国のコンセントの形状を確かめ、それにあった変換アダプターを持って行きましょう。
幸運なことにセブ島のコンセントは、日本と同じ形です。なので特に変換アダプターをかませる必要はありません。
たまに、外周が丸い形のコンセントがありますが、無理やり入れれば入ることもあります。中には、ゆるすぎてすぐ 抜けてしまうこともありますが、そういう形状のものはマレなのであまり気にすることはないでしょう。留学生の皆様は間違っても、無理やり入れるようなこと は危険なのでやらないでくださいね。
一つ、ご注意いただきたいポイントは、コンセントが日本のものと同じなので「使えるんだ!」と早合点して差し込んでしまい壊してしまうケースです。
ドライヤーや古い携帯の充電器などでこうしたトラブルがよくありますが、機器が壊れるだけでなく最悪出火のおそれがあり非常に危険なので、くれぐれも日本から持ってきた電気製品は電圧をチェックしてから使うようにしてくださいね。
変圧器は必要?
変圧器を持ってきたほうがいいか、セブ島留学に来られる学生さんからご相談を受けることがあります。
変圧器というのは、電圧の違う国でも日本の100Vの電化製品が使えるようにするためのアイテムです。フィリピンは主に220Vの電圧なので、100Vしか対応していない機器は電圧が大きすぎて壊れてしまうのです。
どうしてもセブ島で留学中に使いたいんだけど100Vで、しかもUSB充電もできない、そういう電気製品を持って来られる方は変圧器を使っていただくしかないのですが、正直あまりオススメできません。
理由は、変圧器はけっこう重いものが多く、大きさもデカく、しかも値段が高いからです。
たとえば、いつも 使っているドライヤーを持っていくために変圧器を買うとなると、4000~6000円くらいかかってしまいます。買われる場合は、普通の変圧器ではパワーが足りな いので「ドライヤーやヘアアイロンに使えます」と明記しているものをご購入くださいね。
フィリピン・セブでドライヤーを買うと、千数百円からありますのでこちらのほうがリーズナブルです。また、弊社でもドライヤーの無料レンタルをしておりますので、どうぞお気軽にご利用下さい。
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