ワーキングホリデーの準備としてフィリピン留学を検討している方、あるいはワーキ ングホリデーに行くか、フィリピン留学にするか迷っている方もいらっしゃるのでは ないでしょうか。
実は私自身も、2005年に学生としてセブに英語を学びに来る際、フィリピン留学にす るか、オーストラリアへのワーキングホリデーにするか、迷った経験があります。 ちょうど年齢が30歳手前だったので、ワーホリに行くにはラストチャンスでした。
しかし、いろいろ調べたり検討したりした結果、「英語力の上達」という方を重視し てフィリピン留学を選びました。 その決断は、間違っていなかったと思っています(私が選んだ学校は、ちょっと間違 っていた気もしますが……)。
▼留学・ワーキングホリデーの目的をはっきりさせよう さて、決断する際は、なんのために留学したいのか、ということをはっきりさせるこ とが大事です。 英語圏での体験中心、遊び中心ならワーキングホリデー。 英語力アップならフィリピン留学です。
理想を言えば、フィリピン留学で十分英語力をつけてからワーホリに行くと一番いい と思います。 英語が上手くないと、英語圏での体験が十分にできません。 なぜなのか、詳しく説明しましょう。
私の友人でも、オーストラリアにワーキングホリデーに行った人が何人かいましたが 、「英語の勉強になるかと思って行ったけど、そっちはそれほどもなかった」と言う 人が多いです。 よくあるパターンですが、現地の日本人同士とばかり仲良くしていた場合が多いよう です。
英語は、語学学校で習ったり(マンツーマン授業がベスト)、ネイティブの友達を作 ったりしないと上達しないですから、日本人や同じようにワーホリで来た英語が上手 くない外国人と一緒に働いたり、遊んだりしても英語が上達しないのは当然ですね。 ワーキングホリデーや、似た形態のオペア留学(ベビーシッターのアルバイトをしな がら留学)には、いくつかの側面があって、
1.現地で稼ぐことによってお金を節約できる
2.現地の英語学校で学ぶ
3.英語の国の生活を体験する というのが大きいです。
おそらくここで、みなさんにとって大事なのは2と3で、1は経済的な事情によるもの だと思います。 ワーホリでよく聞くのは、 「アルバイトは日本食レストランのウェイトレス、工場、農場、ベビーシッターなど でまったく英語を話す機会がない(同僚は英語が苦手な人ばかり)」
「英語学校に通っても、授業時間が少なくて、クラスの人数が多すぎて、高いお金を 払った割に学習効果が高くなかった」 「アルバイトで疲れてしまい、英語の勉強どころではない」 「つい日本人どうして固まってしまって、ネイティブの友達ができなかった」 などということが多いということですね。
英語圏の国で、アルバイトと英語学習を両立させるのは難しく、一番時間をかけてエ ンジョイすべき「英語圏の国の生活を体験する」「ネイティブの友人を作る」という のが、一番できなくなってしまうのです。 おそらく、そういった情報も踏まえて、まずは低コストで授業がたくさん受けられて 、学習効果が高いフィリピン留学という選択肢を見つけて、これを読んで検討してい るところなのではないでしょうか?
フィリピン留学という選択肢にたどり着いたのは正しいと思います。 問題は、フィリピン留学の後ワーホリに行くとして、どのぐらいフィリピンの英語学 校で英語を上達させていくか、ということです。 セブの英語学校で学ぶ日本人や韓国人たちは、英語がたいして上手くならないまま( とりあえずレストラン・ホテル・お店などで何とか意思の疎通ができる程度のレベル )、オーストラリアやカナダなどへ行ってしまう場合も多いです。
「外国人と一応コミュニケーションがとれるようになった=英語ができるようになっ た」と錯覚しているのかもしれません。 しかし彼らは、まだまだ英語がうまくないので、オーストラリアやカナダでも、どう しても同国人とつきあうようになります。
また、相手が外国人の場合でも、韓国人・中国人など、英語があまりしゃべれない人 の英語は簡単なことしか言わないので、意思の疎通がしやすいということもあり、同 じようにワーホリなどで滞在している英語が下手なノン・ネイティブとだけ付き合う ようになってしまいます。
現地のカナダ人・オーストラリア人・イギリス人・ニュージーランド人の友達を作ろ うとしても、なかなか難しいのです。 立場を逆にして考えるといいでしょう。 日本語を勉強しているバングラデシュ人が日本に来て、日本語のネイティブである我 々に、「友達になってください」と言ってきたとします。 彼が日本語がけっこう上手く、お互いの文化や考え方などを話し合えるなら、良い友 達になるでしょう。
しかしカタコトの日本語しかできなかったら、コミュニケーションをとっても面白く ないので、そんなに深いつきあいはできなくなるでしょう。 「顔見知り」レベルで終わってしまい、「友達」にはなれません。
英語にとっても同じことです。せっかくオーストラリアやカナダなどに行くのですか ら、ネイティブと友達になりたいですよね。 特別な芸を持っているならともかく、ネイティブは英語ができない日本人と友達にな りたいとはあまり思わないと思います。
逆に寄ってくるネイティブは、ナンパ目的の男性(ワーホリ日本人女性の場合)やお 金目的の人とかいうことになってしまいます。 そのため、結局、母国語が通じる人や、英語が苦手などうしで付き合ってしまって、 「何のためにネイティブの国に行ったの?」ということになりかねません。
そして1年間のワーキングホリデーの後、英語の修行をしなおしにセブ留学に来る方 も珍しくないのです。 どうせなら、日本の友達と日頃話しているのと同じようなこと(見た映画の感想、何 かに対する自分の考え、自分や知人などのことなどなど)が英語でスラスラ言えるレ ベルまで英語を身につけてから、ネイティブの国に行って、ネイティブの友達を作っ た方がいいと思います。
また、「現地で英語ネイティブの友達を作りたい」という方は、まずフィリピン留学 で英語が上手くなってからワーホリに行った方がいいと思います。 あるいはワーホリかフィリピン留学かの二者択一の方で「英語が上手くなりたい」と いう目的の方は、グループ授業中心で授業時間数も少なく高価なワーホリ先の英語学 校より、マンツーマン授業中心で授業時間も多く経済的なフィリピン留学の方が効果 があるといえるでしょう。
逆に、「英語力を身につけるのが目的ではなく、ネイティブの友達を作るのにも興味 がない。ただ、とにかく英語圏の国に数ヶ月住んでみたい」という方は、ワーホリと いう選択をするとよいでしょう。
▼フィリピン留学中、IELTS対策をしておくと得? オーストラリア、イギリス、カナダなどでは、移住の際にIELTS(アイエルツ)とい う試験の点数が問われます。
ワーキングホリデーにIELTSの点数は必要とされませんが、ワーキングホリデー先で 仕事を見つけるときにIELTSの点数が高ければ、よりより仕事を見つけることができ る可能性があります。 特に何の資格もなく英語も上手くなければ、通常ウェイター・ウェイトレス、工場、 農場といった肉体労働や単純労働のアルバイトをすることになりますが、英語が上手 ければもっといろんな仕事を体験できるかもしれないのです。
そうでなくとも、そのワーホリ先の国が気に入って、後で移住したくなったときに、 IELTSの点数が必要になってきますので、フィリピン留学の期間を長めに取れるので あれば、まずは英会話の基礎固めをしてある程度基礎的な英会話が上手くなってから 、IETLTS授業を受けておくと後々役立つかもしれません。 学校選びの際は、IELTS対策コースにステップアップできる学校や、フリークラスな どでIELTS対策授業がある学校にしておいた方がいいかもしれませんね。