ネイティブっぽい発音VS明石康さんの英語-セブ島の留学

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ネイティブっぽい発音VS明石康さんの英語

どのぐらい英語が上達するのか、とはよく聞かれるのですが、スタート時の英語力や個人差、 そして本人がどれだけまじめに勉強するかにかかっているので、なんともいえません。

これまでも英会話のクラスを受けたご経験があると思いますので、 それが毎日6〜10時間になって、しかも1:1授業もある……という状況になるとどのぐらいの効果になるか、 というイメージをしていただければよいかと思います。

あとは、よく言われるのは、日本人はついネイティブを前にすると気後れしてしまいがちですが、 フィリピン人との1:1授業では、あまりそういった引け目を感じずに向き合えるので、どんどん喋れて、 効果は高いと言われています。

ただ、私の見解では、ある程度英語力が高くなった場合(TOEIC850以上?)、普通のフィリピン人教師では物足りなくなり、 ネイティブの教師を求めるようになると思います。

「教科書的に正しい言い回し」の学習を終え、「ネイティブがどう言うのが一番自然なのか」ということが気になってくるからです。 ネイティブの英語は、幼少時に自然と身についた文法なので、文法を気にしているか気にしていないかというより、「気にする必要がない」とはいえます。

我々はすでに大人になっているので、ご存じのように、さすがにそういった方法で身につけるのはもう不可能です。 ただ、英語が自然に出てくるようになるのは割とすぐだと思いますよ。

私はちゃんとした場ではちゃんと頭の中で文法を組み立てながら話すように心がけていますが、 もちろん文法間違いはしますが、頭の中で翻訳することなく素で英語を話せるようになったのは、セブに来て1ヶ月ほどたった頃だった気がします。 いまでは、弟によると、英語で寝言を言ったりしているみたいです。

まじめに勉強していらっしゃいますし、今後もその意志がある方ですので、大丈夫と思いますが、 けっこう「それっぽい発音だけ身につけて、ネイティブっぽくしゃべりたい」という人がいるんですよね。 ただ、ボキャブラリーはもう少し勉強した方がよいでしょう。 これはご自分で単語帳を使うなどして、勉強するとよいでしょう。

「iKnow!」もいいです。正直なところ、私も翻訳(時間をかけて辞書を使って英文を正しく日本語に直す)の方にいってしまったのと、 普段話しているのがフィリピン人と韓国人なので、 スピーキングはあまり得意ではありません。

特にフィリピン人と韓国人は、正しい英語で話すと誤解される恐れがあるので、 あえて間違った言い方をしてあげたりしています。 たとえば否定文で質問された場合のYes/No (「You will not go to SM?」と聞かれた場合、 行かないなら本来「No(, I won't.)」なのですが、 フィリピン人や韓国人は「Yes(その通り、行きません)」になってしまいます)。

あるいは受け身や完了形などの正確な時制を使うと理解してもらえなかったりするので、 間違えていても簡単な言い方をして済ませてしまうことも多いです。 こんな感じなので、だんだん私の英語表現は、韓国人とフィリピン人に 伝わりやすい、いびつな形に変わってきています。

お金があったらネイティブ教師に習って、対ネイティブ用、対フィリピン人用、 対韓国人用に切り替えられるようになりたいと思っていますが……。 セブに住む私はそんな感じでもいいですが、そろそろネイティブと 一番コミュニケーションを取りやすいような形に耳や発音、表現を 向上させていくべきだと思いますね。 (誤解はないと思いますが、フィリピン人の先生に習ったのは無駄ではありません。

費用・時間対効果の高い授業でしたし、標準的発音を身につけることができます) よくいる「ネイティブに憧れる日本人」の場合、けっこう「それっぽい発音だけ身につけて、ネイティブっぽくしゃべりたい」という人がいるんですよね。ちゃんとした文法で話したい、という人の姿勢は素晴らしいです。

ネイティブは一見文法を無視して話しているように見えることもありますが(特に映画やドラマなど)、(教育をまともに受けていない人はともかく)文法を無視して話して いるわけではないです。 「省略の仕方が決まっている」ということだと思います。 たとえばよく言う「Sounds good!」というのは、「It(That) sounds good.」の主語が省略された形ですが、ちゃんと三単現のsは残っているんですよね。

三単現のsをちゃんと言える韓国人はほとんどいませんし(私もけっこう忘れます)、 フィリピン人の先生でも言わない人がいますよね。 アメリカ映画でも、教養のないキャラクターはそういったしゃべり方をしたりします。

もちろん、教養あるネイティブはそんなことはありません。 「ネイティブのように」というのはみなさん理想にしていますが、道は険しいです。 発音や省略法だけをまねる練習をすれば、英語が苦手な日本人にはネイティブっぽく聞こえるようにしゃべれるようにはなりますが、 実際には文法がめちゃくちゃだったり、語彙が少なかったりして、ネイティブや英語学習上級者にはすぐうわべだけだとバレてしまいます。

日本のFMのDJの発音などの英語がそうですね。 英米に留学に行ってネイティブの若者と遊んできた人たちは、そういう発音だけ身につけて帰って来がちです。 対極なのが、たとえば元国連大使の明石康さんの英語ですね。(動画) かなりカタカナ発音が入っていて(冒頭だと「スリー」とか言って、thの発音をしてない)、お世辞にもネイティブ的発音とはいえません。

しかし、文法が正確で、単語の選び方や表現も洗練されており、内容も知的なので、大いに相手の尊敬を受けることができます。 我々が目指すべきなのは、明石さんのように正確な文法と洗練された語彙・表現で知的な内容を話しつつ、もう少しネイティブ的な発音ができるように、というポジションで はないでしょうか。

韓国人たち(そして一部の日本人)は、英語がたいして上手くならないまま、オーストラリアやカナダなどに行ってしまいます。 しかし彼らは、オーストラリアやカナダでも、英語がうまくないので、 どうしても同国人や、英語が下手なノン・ネイティブとだけ付き合うようになってしまいます。

立場を逆にして考えるといいでしょう。 日本語を勉強しているバングラデシュ人が日本に来て、ネイティブである我々に、「友達になりたい」と言ってきたとします。 彼が日本語がけっこう上手く、お互いの文化や考え方などを話し合えるなら、良い友達になるでしょう。 しかしカタコトの日本語しかできなかったら(そしてお互い英語などはできなかったら)、 コミュニケーションをとっても面白くないので、そんなに深いつきあいはできなくなるでしょう。

英語にとっても同じことです。せっかくオーストラリアやカナダなどに行くのですから、 ネイティブと友達になりたいですよね。 セブで十分英語力を上げて行ってからネイティブの国に行って、ネイティブの友達をたくさん作ってほしいと思います。

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