部屋人数

部屋の人数が何人部屋がいいかというのは、留学前の学生さんには気になるところです。

もし、ルームメイトと気が合わなかったらどうしよう? だったら、1人部屋にしたほうがいいんじゃないだろうか? でも、1人部屋は割高だし、本当は安いほうがいいし…。 3人部屋とか、4人部屋だとどうなんだろうか? 部屋の人数に関しては、部屋に何を求めるかで、おすすめは変わってきます。

以下、それぞれの部屋のメリットとデメリットを挙げていきましょう。 まず、シングル。 こちらは、まずもって「楽」です。 誰に気遣うことなく、好きに部屋を使うことができ、裸で過ごしても、 鼻をほじっていても、誰の目をはばかることもありません。 授業で緊張した精神をリラックスさせるには、ちょうどいい空間でしょう。

予習や復習をおこなうのも、誰に気兼ねすることなくできます。 声を出してのリーディングやシャドーイングも気になりません。 ただし、誰とも喋りたくなくなってしまうと、かなり引きこもりがちになってしまいます。 また、同じ部屋の人同士で交流が深まり、学校の情報や、先生の情報などを 聞ける機会は減ります。一緒に旅行に行ったりとかすることも多いのですが、それも 期待できなくはなります。

次に、集団部屋についてですが、2人部屋とか3人部屋についてはあとで述べさせていただくとして、 複数人部屋のメリットとデメリットを申します。 集団部屋の場合、やはり寂しくないです。 そして、情報が入って来やすいです。 洗濯はどこに出すとか、ご飯はいつ行けばいいとか、そういうことも、相部屋の人が先に入学している 人であれば、どんどん教えてくれます。

 

学校のスタッフに聞けないような学校の情報も教えてくれるでしょう。 たとえば、どの先生がおすすめであるとか、どのスタッフは面倒見が良いといった情報も聞けると思います。 同じ部屋の学生同士で仲良くなって、一緒に旅行に行ったりとかすることもしばしばありますので、 友達作りにはもってこいです。また、同じ部屋の学生が、ほかの友達を連れてくることもしばしばありますので、 友達の輪はどんどん広がっていくことでしょう。 人々とコミュニケーションをたくさんしていきたい、という方には、複数人部屋は大いにおすすめです。

また、相部屋の学生が、自分よりも英語がうまかった場合、これはかなりラッキーです。 日常生活の会話でも、英語の勉強になることうけあいです。 ただし、英語が上手な学生が相部屋になる確率は、高いとはいえません。 学生の半分以上は、そんなに英語が上手ではないでしょう。もし残念ながら、相部屋の住人が 英語が上手でなかった場合は、友達の友達など、がんばって英語が上手な学生を探しましょう。

しかしながら、デメリットは、上記のメリットと裏腹なのですが、たとえば ルームメイトが、ほかの友達をいろいろ連れてきてくれると、なかなか落ち着いて部屋で勉強する、 ということができなくなってきます。 訪問者を無視して、一人勉強に励む、というのはなかなか強い精神をもってしないとできないものです。

その結果、常に、友達の相手をしているようなことになってしまいかねません。 とくに、声を出してやる種類の勉強、リーディングやシャドーイングを部屋でするのは、 かなり難しいと言えそうですので、このあたりは、要注意事項です。 では、集団部屋の場合、2人部屋と3人以上の部屋とでは、どちらの方がいいのでしょうか?

これには、賛否両論あります。 2人部屋のデメリットとして言えることは、もし相部屋の学生が、自分と気の合わない人だったら、という点です。 部屋に帰って、二人で毎日顔を突き合わせる人、寝るときも、起きた時も一緒にいるであろう人が、 気の合わない人物であった場合、かなり日常生活が重苦しいものになってしまいそうです。

そういう場合に、3人以上の部屋ですと、その点は緩和されます。 どういうことかといいますと、相部屋の人が複数入れば、たとえ1人と気が合わないとしても、 その他の人とはまあ大丈夫、ということであれば、重苦しさもけっこう緩和されることでしょう。 気があう、あわないが大きな選択要素だとすると、3人以上の集団部屋を選択しておくほうが無難と言えます。

また、2人部屋の場合で、相手の学生さんが英語があまり上手でなかった場合、自分の勉強にはあまりなりません。 しかし、3人以上の部屋ですと、自分よりも英語力のある学生が相部屋になる確率は高まります。 そのほか、これは2人部屋でも当然言えることなのですが、3人以上の部屋になると、 たとえばシャワーに入る時間や、トイレを利用する時間をお互い譲り合わないといけない といったことも出てきます。

さまざまな局面で、団体生活ともなると、必要となってくる気の遣い合いや、 ときにはしんどくなってしまう面もでてくることでしょう。 こうした集団生活のデメリットといえそうな点は、やはり2人部屋よりも3人部屋、3人部屋よりも もっと人数の多い部屋と、人数が多くなればなるほど、不便さは高まります。

まとめますと、1人部屋が複数人部屋かという点で申しますと、1人の時間を大切にしたい方は 1人部屋、ほかの学生とのコミュニケーションを重視し、友達を増やしたい方は複数人の部屋を 選ぶといいと思います。

また、2人部屋か3人以上の部屋かは、3人以上の部屋の方が、リスクを軽減することはできますが、 その分、集団生活による不便さは高まってくので、そこは要注意、ということになります。 たとえば、こんな方法もあります。 最初は複数人の部屋で、フィリピンでの生活を慣らしていき、途中から1人部屋に移動して、 勉強に集中していく、というやり方です。

ただし、1人部屋はどの学校も数が少ないので、早めにスケジュールを決めてから、 部屋を申し込むことも必要になってくる場合もありますので、ご注意ください。