病気は大丈夫?

フィリピン・セブ留学で普通に学校に通い生活する分には、各学校とも衛生面は気をつけている点なので、病気になる可能性は日本で生活するのとそれほど変わりないと思います。

ただ、お腹をこわすことは1度か2度はどなたも経験するようです。特に冬の時期にフィリピンに来られた時に急激な気候の変化のために風邪気味になったりする方もおられます。

フィリピンに限らず熱帯地方に旅行するときに気をつけるべきことは、マラリアやデング熱が一部蚊の多い地域で罹患することがあることです。とくに都市部 から旅行に出られるときど、蚊の多い場所に来たときは虫よけをかならず使うなどしてなるべく刺されないようにして下さい。

最近は、部屋の4スミにシュッと一吹きするだけで、「見えない蚊帳」ができるスグレモノがあります。吹いた途端にバタバタと蚊が落ちていきます。蚊だけ でなく、他の虫にも効きます。一晩保つし、大きさもキンチョールのような大きなものでなく握りこぶし弱くらいの大きさなので、旅行には最適だと思います。

狂犬病は、直近で2006年にフィリピンで犬に噛まれた60歳の男性が、帰国後に発症し死亡した例が報告されています。狂犬病は、日本ではほぼなくなっ た感染病ですが、外国ではまだあります。発症すると100%の確率で死亡する病気なのですが、噛まれてから発症までの間にワクチンを投与すれば治ります。

2006年の犠牲者も、8月に噛まれたあと、3ヶ月の潜伏期間を経て11月に発症したとのことです。潜伏期間の間にワクチンを投与されていれば治癒できた可能性があるのが悔やまれます。

もし犬に噛まれたときは、必ずすぐに病院に行きワクチンを打ってもらうようにして下さい。そうすることで、発症を防げます。フィリピンの道には犬が普通に生活していることが多いので、あまり不用意に近づかないようくれぐれもお気をつけください。

予防接種を事前に受けてきたほうがいいか、学生さんから質問を受けることもあるのですが、アフリカ地域のような事前の予防接種はフィリピンには必要ございません。