日本人の少ない学校がいいの?

「日本人の少ない学校がいいか、多いほうがいいか?」

ハッキリ言って、少ないほうがいいです。

日本語が通じない環境に身を置いたほうが、それだけ必死で英語を話そうとします。それは、授業だけの話でなく、トイレが故障した時であれ、洗濯物の出し方を尋ねる時であれ、道を聞く時であれすべて英語で聞くしかないのです。

「英語が話せないと、生活もスムーズに回らない」ような環境に身を置けば頭よりも先に体がそのような体制にシフトします。この感覚的体験が、留学の醍醐味だと思います。授業だけは外国人に教わり、あとは普通に日本人と日本語で会話しているのでは伸び方が違います。

周囲に日本人と外国人がいるときに、何か尋ねたいことがあった場合どうしますか? たとえば、「FAXできる電 話はどこですか?」は誰にでも聞けたとしても、「昨日実家から電話があって、パスポートのコピーを日本に送らないといけないんだけど、何に使うのかがよく わからないから、ちょっと怪しいとは思ってて、でもFAXがどこで使えるかは一応しっときたくって」ということを尋ねたいときは、日本人に聞きたくなると 思います。

しかし、周りに日本人がいないとそれはできません。ということは必死で英語でなんとか伝えようというモードになり、その結果英語が伸びるのです。
「いや、セブ島留学は韓国人学生が多くて、韓国人学生は英語がうまくない人が多いから、日本人少なくても関係ないんじゃ?」
という意見もあります。
しかし、よく考えてみましたら「英語学校」というのは英語が話せない人が行く学校なのです。それは、オーストラリアに行こうがイギリスに行こうが変わり ありません。普段の学校生活で、韓国語がより多く聞こえてくるのか、スペイン語がより聞こえてくるのかといった違いです。

彼らと話すときは、お互い共通の言葉で話さざるを得ないので、当然英語で話すことになります。(たまたま、どっちかが相手の言語を話せる時は別ですが)

学生の出身国の比率でもっとも気にすべきことは、「同じ言語を話す人がいるかどうか」です。

初心者のかた、特に海外経験のない方は、逆に日本人の比率の多い学校の方がおすすめです。あまりにも英語を話さないといけないプレッシャーが生活全般にわたると、中にはホームシックになったり日本に帰ってしまう方もおられるからです。

そのような不安がある方は、日本人の多い学校か、少なくとも日本人スタッフのいる学校にすることをオススメします。

中級者、上級者の場合は、日本人経営の学校は日本人比率が高く、韓国人経営の場合は韓国人が多いということを念頭に入れて、どっちにするか判断されると よいでしょう。韓国語も同時に学びたければ、韓国系の学校にいけばよいでしょうし、日本人が苦手な人は日本人経営の学校は避けたほうがいいですね。

他の国に留学するときは、学生の出身国は結講バラバラですが、セブ島留学に関しては韓国人学生が圧倒的多数なことは、予備知識として知っておかれるとよいでしょう。