セミスパルタについて・フィリピン留学

セミスパルタの説明をする前に、まずスパルタの学生はどんな1日を 実際過ごしているのかレポートしましょう。

スパルタ学生のある1日はおおよそこんな感じの学校が多いです。

これらの毎日のスケジュールに加えて、強制テストが定期的に行われます。

強制テストは、点数が8割に満たないと、ペナルティが与えられ、週末の外出が禁止になってしまうところもあります。 また、学校によっては、金曜の夜に学生が遊びすぎないように、土曜日の朝に「モーニングテスト」を行うところもあります。 さらに、月曜の朝からビシッといくために、日曜の夜9時から授業が、なんていう学校もあります。

とにかく、学生にいかに「勉強」気分になってもらうかを追求したメニューとなっています。 そして、スパルタ最大の特徴は、平日(月~金曜日)は学校の敷地内から出ることができないことです。 土日は、外出できます。 平日は朝から晩までみっちり「勉強」して、週末は息を抜こう、 というメリハリが効いたスケジュールなわけです。

その他に、遅刻や欠席に対してもペナルティがあります。 遅刻や欠席が重なると、罰金を課せられたり、週末の外出が禁止になるといったペナルティが与えられます。 たとえ風邪をひいて休んだとしても、週末外出禁止になる可能性があったりもします。

こんなことがありました。 あるスパルタ校へ視察に行った時のことです。 フラフラになって授業を受けている学生さんがいました。 聞くと風邪を引いているそうで、熱もありそうです。 見かねて、「寮に戻って休んだほうがいいのでは?」とすすめたところ、 「週末の休みが外出禁止にされたくないから、休めない」とのこと。

せっかくの休みの日の外出を禁止にされたくないという気持ちは、よくわかりますが、 自分の健康を冒してまで授業にでるというのは、ちょっとスパルタン(スパルタ人)になりすぎかもしれません。 「セミスパルタ」というのは、1日の流れは上記スパルタと同じ内容で、違いは「放課後の外出がOK」な点です。 ただし、外出時には夜の11時ぐらいまでの「門限」が決められています(門限は通常校にもあります)。